PVCフィルム+ウレタン樹脂
ネックストラップにIDカード(名札・社員証)等を吊り下げるのは定番となっておりますが、価格的に高価になるにも関わらず、ここ数年リールクリップ(リールキー)を装着した伸縮可能なタイプを希望される方が非常に増えています。カードケース・名札用途のネックストラップの約半数はこのタイプになってきました。入退出カードリーダーに通しやすかったり、非接触のかざすタイプでも使用されます。しかし、そのような用途でもないにも関わらず、リールだけを外してポケットに差し込むためだとか、リール部分を取り外してもシール名入れができるのでそのようなものを探していただとかで、本当によく出るようになりました。
リールには直径20mmの丸い凹みがあります(写真:右上)。もちろん何も付けないで使用される方も多いのですが、そこにドーム型シールを貼り付けるととても高級感があるリールになります(写真:右下)。リールキーはネックストラップ本体から取り外しが可能(二重リングにフックで引っ掛けている)なので、リール単体でも名入れ(印刷)された社オリジナルの商品として利用が可能になります。ネックストラップの繊維部分だけでなく、リールにも名入れを行うため、もちろん割高にはなりますが、「ワンランク上+外してもオリジナル」になります。
弊社で利用しているシールの素材はベース(基材)部分、つまり印刷シートはPVCフィルムを利用し、樹脂部分にはウレタンが使用されています。印刷方法は溶剤系のインクジェット出力のものを通常は使用しております。しかし数量が多く、多色の必要がない場合は、コスト的に優位な版を作成するタイプのシール印刷機での名入れを行うこともあります。
実はリール本体は他のパーツと比較すると割高となるため、小ロットにはあまり影響はないのですが、まとまった数量の場合は、負担が大きくなります。これを少しでも軽減するため、弊社では「黒」のみの取り扱いとし、まとまった数量を一括仕入れすることでコストダウンに努めております。
なお、リールキーは約60cm伸び、弊社が定番で扱っている全てのカードケースに対応致します。価格等WEB上では掲載しておりませんので、都度お問い合わせをいただけますようお願い申し上げます。
樹脂盛りシール詳細
ポッティングシールのサイズは20mmφです。データ作成の際は、全面プリントの場合、22mmφ以上での作成をお願いしております。また、切れては困る確実に内々に入れこむデータは1.5mmの余白を念のため取っていただき、17mmφ内におさめて下さい。キレイに印刷を行うために、データは可能な限りIllustratorでのご入稿をお願いしております。
シールは全て手作業でリールの凹みに"目視で"貼り付けています。丸型の凹みの中へ丸型のシールを貼るため、どうしても多少の回転ズレは発生致します点、予めご了承下さい。印を付けながら少しでもズレないように作業を行なっていますが、それでもどうしても多少のズレは避ける事ができない状況です。
ネックストラップ本体と比較し、樹脂盛りシールは納期が必要になります。シール自体の製作期間は元より、貼付も慎重に行う必要があるため、短納期対応が非常に難しい状態です。通常最低でも3週間の製作期間はいただいております点、注意下さい。