片縁または両縁のライン
カラーネックストラップで非常に人気のあるデザインが縁ライン入りです。片側・両側(デザインで言うと天地)にラインを入れるデザインです。実際、商品としてはかなりオシャレな雰囲気となりますが、製作する上に於いてはいくつかご注意いただきたいことと、お願いがあります。
まず縁ラインの太さは原則2mm以上でお願いしております。これはロール印刷時にどうしても蛇行が発生するため、ラインが細すぎると蛇行が目立ちすぎて見栄えがかなり悪くなってしまうためです。例えば片方に0.5mmずれると、ラインの太さは1.5mmと2.5mmとなり、天地で1mm太さが違うことになり、非常に目立ちます。2mmいただいてもこの状態なので、これが各1mmとすると、同様に0.5mmずれると天地各0.5mmと1.5mmとなり、片方のラインの太さの3倍の太さとなってしまいます。この見た目の差を少しでも緩和するために2mm以上でお願いをしております。ただ、蛇行はどうしても避ける事ができず、ラインを入れるとデザイン的にはCoolですが、蛇行も目立つという点をご理解下さい。
この蛇行によるラインの太さの相違を避けるため、片側のみとする方も多くいらっしゃいます。片側にすることで、ずれても商品個体差がでるだけで、ひとつの商品のなかではずれていることがイラストの通り、非常にわかりづらい状態となります。また、15mm巾ネックストラップの場合、天地に各2mmのラインを入れると実質デザイン範囲が11mmと細くなってしまうため、片ラインをおすすめする場合もあります。
いずれにしましても、ラインは印刷時の蛇行を強調する要素となりますので、ご理解の上、ご注文いただけますようお願い致します。あまりにヒドイものは当然不良としてはねますが、微妙なズレまで不良としてしまうと、生産性があまりにも悪くなり、ラインを入れる場合、例えば単価プラス8%の値上げ等などをする必要がでてきてしまいます。