レーザー加工機
レーザー加工機には素材をカットする役割と彫刻名入れをする役割があります。別機能としてひとつの機械にあるわけではなく、速度を落として出力を上げるとカット、高速で出力を微弱にすると彫刻されます。出力機の動きとしては、カットは切断線(ベクトルデータ)に沿ったヘッドの動きをするのに対し、彫刻はちょうどインクジェットプリンターと同様、左右に往復しながらヘッドが動いていくイメージです。
1.アクリルカット
弊社では主にアクリルカットに使用しています。アクリルキーホルダー製作の際、お客様が希望される形状通りにアクリル・プラスチックをカットしてしてくれます。単純にIllustratorのベクトルデータをカットラインとして読み込ませれば面白いように、そして簡単に切断可能です。切断面はアクリルを溶かすことによってカットしているので、極端なギザギザにもならず、いい具合に溶けてくれます。
レーザー加工機 | アクリル3mm厚 レーザーカット断面 |
2.印刷用治具作成
お客様からいただく商品は様々な形状ですので、印刷時に位置を合わすのが非常に困難なのですが、固定治具さえ作ってしまえば、枠内配置をするだけで、自動的に位置が合い、不良率をかなり下げることができます。商品自体を作る(カット)のではなく、治具を作ることができるのがレーザー加工機の最大のメリットかもしれません。
商品位置合わせのための治具 | 左の治具を使った実際の商品 |
3.レーザー彫刻
レーザー加工機はインクジェット印刷機と同じようなヘッドの動きをさせることができ、商品を微妙に焼き、削り、名入れを行うことができます。アクリル透明の場合、微妙に削れると同時に削った部分が白くなります。アクリル板の種類にもよりますが、デザインによっては見栄えのいい商品が出来上がります。弊社では現時点では積極的にWEB掲載等おこなっておりませんが、加工は問題なく可能です。
レーザー彫刻(白い部分がレーザーをかけた部分) |
一昔前まで、レーザー加工機は最低でも数百万でしたが、現在ではホビーユースのものも含めると数十万、隣の大陸から直接購入すると数万円でも手に入る状態にまでなりました。もちろん工場加工には使えませんが、手軽に手に入れることができるレベルにはなってきました。
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