キーホルダー作成歴史
弊社ではキーホルダーを始め、オリジナルシュシュ・コースター・ミニクッション・ストラップ等を製作して参りました。タイトルの「歴史」は大げさですが、これまでの実績(?)をご紹介させていただきます。
WEB販売開始まで
まだWEBが普及していない十数年前から、ノベルティを始め記念品等でオリジナルグッズを作成してまいりましたが、Windows95の時代から少しずつインターネットたるものが普及し始め、今は古くさい言葉として使われなくなりましたが、「IT革命」が訪れました。今では法人・個人を問わず、携帯端末までインターネットにつながる時代になりましたが、当時、ネット接続自体が、そして企業がWEBサイトを持つこと自体が珍しいことでした。
「ホームページなんて作っても誰も見ない」
「作ったところで、誰が買う?」
こんな風潮で、誰もが今の状況を予想できずにおりました。Microsoftでさえ、インターネットを当初軽視していたのですから当然一般人が予測できるはずもありませんでした。
この中、一度やってみよう。もしかしたら?という思いも込め、素人なりに手探りでWEBの作成に入りました。1企業=1ドメインの時代でしたし、ドメインを取得するのにも登記簿謄本が必要だったり、今では信じられない状況で、サーバー代も高価でした。
※ちにみに当サイトは名入れグッズの派生で新規取得したドメインになります。
ノベルティでの販売や市販グッズとして利用されることは実は全く予想しておらず、「プレゼント」「記念品」レベル、かなりの少数で販売していました。ところが同業他社がほとんどない状況下でしたので、「見積」=「受注」に近い環境でした。今では本当に信じられません。そんな中お客様から、大量生産の依頼が来るようになり、これは体制を整えねばという感じになりました。
アイテム(素材)の追加
当初は、現在のようにいろいろな素材に名入れすることはできず、人工皮革をメインに+ビニール程度で、印刷もシルク印刷で何とか対応しておりました。お客様から「革はできないの?」「プラスチック素材は?」「繊維系は?」等々様々なお話を頂くようになり、印刷方法も溶剤系インクジェットを始め様々な方法で対応可能になりました。
お客様の多様化
個人様を中心に販売をしているなか、少しずつ広告代理店様を始め、一般法人様、学校、官公庁様からご注文をいただけるようになりました。オリジナルグッズはサイトトータルで年間1,000種程度作成していますが、その名前を見ると蒼々たる顔ぶれです(笑)冗談でもないのですが、初めは問い合わせやお電話をいただくとちょっと引け目を感じるというか、相手にしてくれるの?的な感覚もあったのが正直な所です。
大量生産対応
キーホルダーでのお話は少ないですが、ストラップなんかは数万個を越えるお話をいただくことが多くなり、日本製での単価設定では予算内でお納めするのが困難な状況になることも多々あり、海外生産も対応できるよう準備を進めました。当初、中国での生産は「納期の面」「品質の面」で、問題があり、困難の連続でした。こちらの品質イメージとはかけ離れていることが多く、中には信じられない商品を納められたこともありましたし、5日遅れの納期は「あたりまえ」でした。これまで中国の4〜5社と取引をしてきましたが、今ではその中で日本のことをよく理解してくれる2社を中心に製作しています。
国内での大量生産体制も整うようになり、仲間業者と強力しあってアウトソースし合いリーズナブルな価格での販売に努めています。
WEBの現状
さて、キーホルダーと検索して、いくつのサイトがヒットするでしょう・・・?Google様によると"1千5百万件"と表示されます。ではオリジナルキーホルダーでは?473万件・・・気が遠くなりそうな数字です。この中で上位表示しているページだけお仕事をいただける状況になってきており、SEO業者が乱立し、毎日電話がかかってきます。上位表示するにもお金がかかる時代になりました。単純にお金をかけるなら、Google様とYahooの広告というのもあります。それにしても、同業他社が増えたこと増えたこと(笑)
中には弊社の商品を平気で写真掲載し、「実績」としている業者まで現れ、何が本当なのか分からなくなってきました。順位も業者による操作(被リンクの購入等)もあり、上位が信用できるとは言えなくなってしまいました。
その中でGoogle様立ち上がり、パンダアップデートと呼ばれるアルゴリズムを米国から導入しているようです。コピーサイトや無意味で中身のないサイトが1次アップデート、2次アップデートを経てかなり検索結果から削られているようです。いずれ日本でも導入されると思いますが、早く導入しネットのスリム化が必要ではないかと思っています。
オリジナルグッズ、オリジナルキーホルダーの本筋からずれてしまいましたが、弊社では高品質の商品を短納期でお納めできるよう今後もWEBを中心に頑張ってまいりますので、当サイトを始めカナリーオリジナルのサイトたちをかわいがっていただけますようお願い申し上げます。(2011年 代表)