フィギュアストラップの概算
「いつもご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。」
そうなんです。どうでしょ、1週間に2〜3回は
「2,000本でおいくらでしょう?」
「人の顔の人形ですが、単価は?」
「カ・ン・タ・ン なマスコットで、2色しか使いません。お見積もりを!」
等々、とーーーってもよく尋ねていただく内容です。しかし、フィギュアストラップは残念ながら、
イラストか何かがないとお見積もりをすることができないのです。
いくつか理由は・・・
1.の金型の数ですが、ポリストーンはできませんが、ATBC-PVCの場合、形状により複数の金型を作成しています。通常2個程度になることが多いですが、例えば、「帽子をかぶった女の子」を作成するとなると、帽子を頭と一体成形すると、かぶっている雰囲気が出ないのです。やはり頭と帽子の間には微妙な隙間というか風合いが必要なのです。プラス帽子をかぶらせてしまうと、一番肝心な顔の上部の加工・塗装がしづらいというのもあります。そして、頭と胴体も分離して整形するでしょうね。これも風合いも問題プラス製作しやすさの部分があるからです。
つまり帽子をかぶった女の子の金型数は「3」ということになります。なので、金型を3個作成するお見積もりをお送りしないといけないのです。金型は安価でないので、適当には算出できないのです。ごめんなさい。
2.の塗装の方法です。主な色づけ方法としては、ジャボ漬け、手塗り、印刷等がありますが、手塗りはインク厚はありますが、個体差が出やすいですし、やはり安定しないですね。もちろん金型に補助線等を入れてはいますが、人間がやることです。限界がありますね。最近技術的に向上してきたのが印刷です。パッド印刷機(確か4色機?)を利用して、フィギュアを固定させて印刷するのです。最も個体差がでにくく、細かい顔やフィギュアへの文字印刷に利用しています。さてと、このパッド印刷には1色ごとに基本的に「金属へのエッチングを施した版」が必要になるのです。そうですね。塗装の状態がないと手塗りか、印刷か、そして印刷であれば何版必要かが情報として必須になるわけです。
3.の作成できるか!が結構怖い所です。
「適当、アバウト、高め、そうこれ以上はないという位で、概算出して!」
と依頼されて出した見積もりで、万が一オーダーとして成立してしまった後、イラストを見て・・・・
「こんな複雑な、しかも耐久性が保てない形状できません」
って言えません。いえ、言うと怒られます。見積概算で出てるじゃん。って(笑)
いえいえ、冗談でもなんでもないのですが、できない形状は山ほどあります。技術的に未熟な部分もあるのはありますが、2体、3体は手作りで作ることができるが、5,000体、10,000体は無理というようなものが存在しているのですね。
職人さんがひとつひとつ真心込めて、仕上げた1体のフィギュア・・・、それを複製なぁーんてやはりいいものは所詮できないのですね。限界なのです。所詮、ストラップ用のフィギュアレベルなのです。そう、今思い出しました、歴史の教科書に出てくるようなむかーし昔の彫刻物・・・これをミニチュアマスコットストラップにしたいというご依頼を受けたことがあります。いくらでもいい(いや絶対ええわけないですよね。)と依頼されてもこれはやはり「できない」のです。あと、自転車というのもありました。車輪のスポークまで細い線で・・・と。ええ、ATBC-PVC素材は軟質です。ええ、曲がります。こういう形状はやはり困難なのです。
適当に概算はやはり「出せない」ということご理解下さいますよう、お願い申し上げます。\(__ )
そうなんです。どうでしょ、1週間に2〜3回は
「2,000本でおいくらでしょう?」
「人の顔の人形ですが、単価は?」
「カ・ン・タ・ン なマスコットで、2色しか使いません。お見積もりを!」
等々、とーーーってもよく尋ねていただく内容です。しかし、フィギュアストラップは残念ながら、
イラストか何かがないとお見積もりをすることができないのです。
いくつか理由は・・・
- 1.作成しなければいけない金型の数がわからない
- 2.塗装の方法を決めることができない
- 3.作成できるのかどうかすら判断できない
1.の金型の数ですが、ポリストーンはできませんが、ATBC-PVCの場合、形状により複数の金型を作成しています。通常2個程度になることが多いですが、例えば、「帽子をかぶった女の子」を作成するとなると、帽子を頭と一体成形すると、かぶっている雰囲気が出ないのです。やはり頭と帽子の間には微妙な隙間というか風合いが必要なのです。プラス帽子をかぶらせてしまうと、一番肝心な顔の上部の加工・塗装がしづらいというのもあります。そして、頭と胴体も分離して整形するでしょうね。これも風合いも問題プラス製作しやすさの部分があるからです。
つまり帽子をかぶった女の子の金型数は「3」ということになります。なので、金型を3個作成するお見積もりをお送りしないといけないのです。金型は安価でないので、適当には算出できないのです。ごめんなさい。
2.の塗装の方法です。主な色づけ方法としては、ジャボ漬け、手塗り、印刷等がありますが、手塗りはインク厚はありますが、個体差が出やすいですし、やはり安定しないですね。もちろん金型に補助線等を入れてはいますが、人間がやることです。限界がありますね。最近技術的に向上してきたのが印刷です。パッド印刷機(確か4色機?)を利用して、フィギュアを固定させて印刷するのです。最も個体差がでにくく、細かい顔やフィギュアへの文字印刷に利用しています。さてと、このパッド印刷には1色ごとに基本的に「金属へのエッチングを施した版」が必要になるのです。そうですね。塗装の状態がないと手塗りか、印刷か、そして印刷であれば何版必要かが情報として必須になるわけです。
3.の作成できるか!が結構怖い所です。
「適当、アバウト、高め、そうこれ以上はないという位で、概算出して!」
と依頼されて出した見積もりで、万が一オーダーとして成立してしまった後、イラストを見て・・・・
「こんな複雑な、しかも耐久性が保てない形状できません」
って言えません。いえ、言うと怒られます。見積概算で出てるじゃん。って(笑)
いえいえ、冗談でもなんでもないのですが、できない形状は山ほどあります。技術的に未熟な部分もあるのはありますが、2体、3体は手作りで作ることができるが、5,000体、10,000体は無理というようなものが存在しているのですね。
職人さんがひとつひとつ真心込めて、仕上げた1体のフィギュア・・・、それを複製なぁーんてやはりいいものは所詮できないのですね。限界なのです。所詮、ストラップ用のフィギュアレベルなのです。そう、今思い出しました、歴史の教科書に出てくるようなむかーし昔の彫刻物・・・これをミニチュアマスコットストラップにしたいというご依頼を受けたことがあります。いくらでもいい(いや絶対ええわけないですよね。)と依頼されてもこれはやはり「できない」のです。あと、自転車というのもありました。車輪のスポークまで細い線で・・・と。ええ、ATBC-PVC素材は軟質です。ええ、曲がります。こういう形状はやはり困難なのです。
適当に概算はやはり「出せない」ということご理解下さいますよう、お願い申し上げます。\(__ )