ポッティングシール・樹脂盛りリール
印刷面に樹脂を盛り、コーティングの役目を果たすと同時にシール(ステッカー)が高品質なものに見えてしまう優れものがポッティングシール・樹脂盛りシールです。印刷物の上に透明樹脂をポトポトと落とすことでこの名前が付いています。表面張力を利用することで、印刷物の端まで来ると流れるインキはストップし、そのまま自然乾燥または乾燥機で固めます。個人利用でもポッティングセットはネット上でもいろいろ販売されています。比較的扱い易いのがユーロポートさんのポッティングセットです。しかし、扱い易いと言っても、ある程度の熟練とコツが必要で、単に印刷面に流し込むと間違いなく気泡が入り、固まった時印刷物が見えない程白くなってしまいます。気泡をいかに取り除くかがポイントになります。
一般にこの液はウレタンかエポキシ樹脂が使用されており、最近ではウレタン樹脂を使用した商品が多いように思います。弊社ネックストラップで使用しているリールへの名入れもこのウレタンシールが使われており、値段はそこそこアップしますが、ハダカのリールと比べると格段の違いが出ます。ネックストラップ本体へ社名やURLを印字し、リールにロゴマークを印刷というのが一般的なパターンです。
リールに使用されるだけでなく、金属その他プラスチックに貼り付け、樹脂盛りシール自体を商品にしているものも多くあります。キーホルダーやもちろん携帯ストラップもあります。弊社では残念ながら取り扱いをしておりませんが、数量がまとまっていれば対応させていただくことは可能です。
ちにみに印刷はシール印刷機や溶剤系インクジェット出力が一般的で、インクジェットが小ロット及び多色印刷に優れ、シール印刷機は少ない色数での大量生産にコスト面で優れています。