松葉紐・松葉糸
携帯電話にある小さい穴に通す細い紐のことを指します。従来は「黒色」が一般的でしたが、染色により様々な 「松葉」 が使用されています。弊社では一部の商品を除き、殆どが「黒」となっております。
何故松葉と呼ばれているかというと、名前の通り「松の葉」からのようです。細く堅い印象からでしょうか、すっかり定着したようです。なお、松葉の部分を「ストラップ」と呼ぶこともあり、手に持ったり、首から提げたりする部分を含めて全体をストラップと呼んだりと、少々混乱を招く呼び方にもなってしまいました。
見ての通り下が「松の葉」で右上が「松葉紐(ストラップ)」です。
では、松葉は何でできているかというと、通常、中にはナイロンのテグスが入っています。テグスというと釣り糸を思い浮かべる方も多いかと思います。強度を保つためテグスを使用しているのですが、そのままでは見栄えもさることながら、一定方向の摩擦に弱く、更に肌触りも悪いため、周りに細い糸を編んで保護しているというわけです。ただ、最近では編んだだけの松葉も存在しているのも事実で、弊社取り扱いのプチコードは中にテグスは入っていません。携帯クリーナーのページ再下段に写真があります。
最後に、通常松葉はロール状に数十メートル巻かれた状態で、パーツ屋さんが仕入れ、短く切り加工します。10cm前後で切り、端を結び、輪にしているのです。結ぶ際、一般的には解けないよう焼きが入ります。ただ、あくまで手作業で行われているため、解けないとも限りません。取り付ける携帯電話やPDA、その他装置等の重量によっては、落下する危険がありますので、十分な注意が必要です。