昇華転写ネックストラップのデザインのコツ(2)
まずは「昇華転写」とはなんぞや?というお話からしないといけません。転写印刷とは単純に言うと昔からある「アイロンプリント」です。特殊なインキで印刷された紙を対象物の上に置き、アイロンで熱をかけ押さえつけるとインキが移ります。殆どの方がやったことがあると思いますが、この技術と同様の方法で印刷をかけています。洗濯堅牢度が高いのにも理由があり、高温度で転写しているため、インキが繊維内までよく浸透します。つまりは剥がれ落ちにくいのです。シルク印刷は表面的に厚盛りのインキが載るので、多少浸透するものの、生地の上にインキが大量に載っている状態なので、摩擦に多少弱いことになります。
さて、本題に戻りますが、インキが浸透している、つまりはインキが繊維内で移動するということでです。意図した位置から微妙に周りまでインキが浸透してしまうというデメリットがあります。コツの1回目でも触れた内容ですが、異なる色同士が完全にくっついていると間は混ざった色合いになります。このことを避けるために細い線を入れるとコントラストが保てるとお話をしました。つまり、転写印刷で成功するには細かいデザインは不向きだということです。カラー印刷対応なので、いろいろな色を使用し、細かく分かれたデザインを作成してもぼやけた感じになり、期待通りの出力を得ることができないというわけです。
転写印刷のネックストラップ及びマフラーストラップその他ハンドストラップにはとにかく細かく色分けされたデザインを使用しないことです。逆に言うと、間にコンマ数ポイントの線が入れることができないデザインは使用しない方がくっきりとした出力が期待できると言うわけです。実際に白線を入れてみて塗りの部分が無くなってしまわないかIllustratorやPhotoshopで確認してみて下さい。白線が塗りより太く(大きく)なるようであれば、その色替えはあまりよくないということになります。
上が何もしないデータで、下が色と色の間に「白」を入れたデザインです。もちろんこのデザインは元々色替えがはっきりし、かつ細かくないので、キレイに出力されましたが、白線を入れることで、色替えに問題がないデータであることがわかります。
わかりにくいかもしれませんが、このデータで0.5ptの白線を入れています。
さて、本題に戻りますが、インキが浸透している、つまりはインキが繊維内で移動するということでです。意図した位置から微妙に周りまでインキが浸透してしまうというデメリットがあります。コツの1回目でも触れた内容ですが、異なる色同士が完全にくっついていると間は混ざった色合いになります。このことを避けるために細い線を入れるとコントラストが保てるとお話をしました。つまり、転写印刷で成功するには細かいデザインは不向きだということです。カラー印刷対応なので、いろいろな色を使用し、細かく分かれたデザインを作成してもぼやけた感じになり、期待通りの出力を得ることができないというわけです。
転写印刷のネックストラップ及びマフラーストラップその他ハンドストラップにはとにかく細かく色分けされたデザインを使用しないことです。逆に言うと、間にコンマ数ポイントの線が入れることができないデザインは使用しない方がくっきりとした出力が期待できると言うわけです。実際に白線を入れてみて塗りの部分が無くなってしまわないかIllustratorやPhotoshopで確認してみて下さい。白線が塗りより太く(大きく)なるようであれば、その色替えはあまりよくないということになります。
上が何もしないデータで、下が色と色の間に「白」を入れたデザインです。もちろんこのデザインは元々色替えがはっきりし、かつ細かくないので、キレイに出力されましたが、白線を入れることで、色替えに問題がないデータであることがわかります。
わかりにくいかもしれませんが、このデータで0.5ptの白線を入れています。